2ポイントの練習ばかりすると3ポイントができなくなるというのは本当でしょうか
 半年くらい前から2ポイントの練習をはじめ、最近は障害の練習をはじめました。2ポイント駆け足は3ポイントより乗りやすく好きで、障害のバランス練習をするためもありましたが、たくさん練習をしました。毎週障害と馬場の練習を一緒にしていますが、3ポイント駆け足で姿勢を注意されるようになってしまいました。駆け足発信のときに前傾姿勢になってしまうようです。障害のときは拳を少し前に出して、少し前傾で乗るようにいわれます。2ポイントの練習ばかりすると、馬場(3ポイント)が出来なくなると聞いたことがありますが本当でしょうか?
 また以前からの課題でもありましたが、3ポイントの駆け足をすると、反動が大きい馬は特にお尻がぽんぽん跳ねてしまいます。お尻が跳ねてしまうと馬を煽ってしまい、スピードが出て、さらにお尻が跳ねてしまうという悪循環です。先生には「体を3つのブロックにわけて、それぞれのブロックが別の動きをするように」、「2ポイント駆け足みたいに3ポイントでも、お尻を突き出すようなイメージで乗れば、お尻が跳ねにくくなる」といわれました。また、「自分で跳ねないお尻の位置を探すしかない」ともいわれました。鞍に座る位置というのは、どのあたりのことなのでしょうか?人によって違うので、自分で座りやすい位置を探すしかないのでしょうか?跳ねない位置という意味がいまだにわからず悩んでいます。また私は小柄なので、先生には力や重さが足りないので、駆け足発信をするときは気持ち背後から押すようなイメージで指示をするようにいわれます。体重の軽い子供でも駆け足発信を上手にしているはずですし、合図は優しくと習っていますし、体重は関係ないのではと思うのですが、重さっていうのも関係あるのでしょうか?

(女性・乗馬歴1年9ヶ月)
 いくつかご質問があるようですが、まず2ポイントで乗っていると3ポイントができなくなるということは考えられません。そうだとすれば2ポイントの乗り方に問題があります。鐙に頼って2ポイント騎乗をしていると、3ポイントに対応できません。もちろん2ポイントの乗り方としても正しくありません。3ポイントのときに跳ねられてしまうのもそのせいだと思います。2ポイントで輪乗りを良く練習しましょう。騎座を安定させ、必要に応じて脚を使う乗り方を身につければ3ポイントでも乗れるはずです。
 次にシートの位置が人によって違うということはありません。腰の真下に脚が来るのが正しい位置です。また体重が馬に影響することは多少ありますが、重すぎる場合はともかく、軽すぎると駈歩発進がうまくできないということはないでしょう。別の原因だと考えで練習しましょう。

(ジョーバ博士)


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