デューク坊やのひとり言

 ここにきて2年になるけれど、少しずつ馬術を覚えてきて、勉強が面白くなってきているのに僕に乗るのはしんどいらしく、トレーナーのおじさんたちが毎日乗ってくれないのでちょっとがっかりです。

 おじさんたちが僕に乗るときに大きくて大変だとボヤくのはみっともないからやめたほうがいいとおもうんだけど・・・。




私達馬がいかにして運動を覚えるか

乗馬であれ、競走馬であれ、人を乗せる馬は調教を受けますが、もともと馬ができないことを教わる訳ではありません。走ることも、障害を飛ぶことも、パッサージュのような運動も、必要あれば調教されていない馬でもできるのです。
では、何故私たちは調教を受けるのでしょう?
目的は2つあります。1つはもともと持っている能力を高めるための調教です。(競走馬は未調教であっても、走ることはできますが、
レースに勝つためには、より早く走るトレーニングを受けるわけです)
もう1つは、指示(扶助といいます)に正確に従って運動することを覚えるのです。人を乗せて勝手に走ったり、勝手に止まったりしては
都合が悪い訳です。
同じ扶助に対して、同じ運動をするように繰り返し教えられ、できたらほめられ、できなければダメと言われ続けているうちに運動を覚えます。